過去に伴走支援をさせていただいていた企業のホームページのアクセス解析データに関して「社名を非公開でOKならデータはどんどん使ってください」ということで許可をいただきましたので、有り難く使わせていただきます。
上の画像は、Wixのダッシュボードから閲覧できるアクセス解析レポートで表示した、2018年の1月1日~12月31日まで1年間のセッション推移のグラフです。
1月から5月ぐらいまでは平均して30ぐらいの数値で推移しています。
そして6月に一旦150ぐらいまで伸びて8月に落ちるのですが、その後9月から10月にかけて右肩上がりに数値が上昇しており最大で650を超えるところまで伸びてます。
サイト公開直後の動き
このWebサイトの公開時期は2017年の9月でした。
公開後の操作研修の際に担当者の方へ「ブログの更新を頑張りましょうね!」と声掛けをし、本来は毎日でも投稿を行っていただきたいところですが、日々の業務が忙しい点も考慮して、最低1ヶ月に2記事以上の投稿を行っていただくように念を押してから帰路につきました。
担当者の方はとても素直なかたで、こちらがお伝えしたとおりに毎月2記事以上は投稿を継続され、ゆっくりとしたペースではありますが徐々に記事が蓄積されていきました。
公開から3ヶ月後
伴走支援サービスをご利用のお客様に関しては、毎月の定期ミーティングを実施しています。サイトを公開して3回目のミーティングの際に担当者の方から「このまま記事を投稿し続けて本当に意味あるんですか?」
実際、2018年以前のアクセス解析データではセッション数1桁台の日が当たり前。良くて10~15ぐらい…
担当者の方が自分のやっている作業と費やしている時間に意味があるのか疑問に感じるのも当然です。
どうしても記事の投稿ペースが月に2~3記事程度だと、すぐ結果に結びつかない可能性のほうが圧倒的に高いので、その旨を説明しご納得いただいたうえで
「諦めずに記事を投稿してコンテンツを積み上げていけば必ず結果はでますから、信じて続けてください(^^)」
と改めて継続することの重要性をお伝えし、投稿を続けていただく約束を取り付けました。
公開から4ヶ月に突入
年が明けて2018年、グラフを見ていただくとわかりますが、セッション数が20~30前後で推移するようになっており、多いときは50を超えています。
これは前年の3ヶ月間で投稿を継続してきた結果です。ゆったりとしたペースでもコンテンツを継続して積み上げたことがちょっとずつ検索エンジンの評価を受けてユーザーが閲覧してくれるようになりました。
例え微増でも目に見えると嬉しい
微増とは言え、やはり目に見えて数値が変化すると嬉しいものです。担当者の方もアクセス解析のデータを見て「ちゃんと人に見られてる実感があって、やりがいが出てきました♪」とモチベーションも上がってきたご様子で、こちらが伝えたことが嘘ではなかったと感じていただけるようになってホッとひと安心。
そして、担当者さんのモチベーションアップにより、これからの記事投稿にも期待が持てますよね!
ついに反応が出ててくる
微増からの横ばいが5月中旬まで続いたところで、変化が起こり始めます。
そうです!ちょっとずつ平均値が増えはじめたんです!
いやーここまで長かったですね。サイト公開から既に半年以上が経過しています。しかし、これが、「ホームページ作っただけじゃ意味ないよ!」って巷て言われてる理由なんです。
もし、3ヶ月目で担当者さんが「通常の業務も忙しいしこんなことに時間を使ってられません」とか言って投稿を止めていたら、毎日のセッションの数は1桁台のままで推移していたでしょう。
ペースが遅くとも諦めずに継続したからこそ、時間の経過とともに検索エンジンからの評価があがり色んなユーザーの目に触れるようなウェブサイトに育ってきたのです。
一旦下がって焦るが盛り返して突き抜ける
喜んだのも束の間、真夏の7月中旬から8月にかけて、数値が急落…
これはイカンと、早急にGoogle Search Consoleのデータとにらめっこ。その中からひょっとしたらこのキーワードを狙ってみたら検索順位が上がったときに面白くなるかもしれませんと提案。
担当者さんも「もう1回信じてやってみます!」と快諾いただき、早速7月中にターゲットキーワードを含む記事を3つ投稿。
このときはスピード重視だったので、これまでの記事よりも多少文字数は減っても構いませんので急いで記事をアップしてくださいとお願いしました。
するとどうでしょう。8月の下旬からメキメキ数値が上がりはじめました。
これはもちろん7月の下旬に急いで投稿していただいた記事が効いているのですが、暴落前の段階で1度平均値を100ぐらいまで上げれていたことも大きいです。
その下地がなければ、付け焼き刃的に記事を投稿してもこうはいきません。それだけ積み重ねが大事だということを、このグラフから感じてもらえたら嬉しいです。
そうは言っても年末右肩下がりやんけ
そうなんです…せっかく爆上がりしたのに年末から右肩下がりになったんです。
でも、安心してください。この原因は明確です。
笑笑屋の伴走支援サービスは、原則1年単位でのご契約とさせていただいているのですが、先述のとおり今回ご紹介しているサイトの公開は2017年9月1日でした。そこから伴走支援サービスもスタートしていますので、2018年の9月が更新時期となるわけですが、このお客様は継続更新はしないというご判断でした。
ということは、数値が最大値に到達したときにはもう「ちゃんと記事の投稿やってますかー?」と圧をかける存在がいなくなっていたわけです。
また、ちょうど繁忙期に向けて忙しくなっていくタイミングも重なってしまい、コンテンツの積み増しが難しくなってしまったため、年末にかけて数値が下がってしまったのです。
ホームページの存在価値を高めるには育成が大事
ということで今回はリアルなアクセス解析データを参考に、コンテンツの積み増しと継続の重要性をご紹介させていただきました。
ちなみに、今回使用しているデータの企業についての情報は公開できる範囲で下に掲載いたします。
社員数:10名ほど
分野:教育
取引形態:BtoC
担当部署の規模:3名
このように、社員数10名ほどの会社のなかの3名で運営している1つの部署が取り扱っている、とてもニッチな商材の知名度を向上させるためのWebサイトという括りで初期構築&1年間の伴奏支援を実施しておりました。
この企業さんのおかげでコンテンツの更新・積み増しを止めると、どうなっていくのか?というところまでリアルなデータをお見せすることができて大変有り難く思います。
ホームページ制作・伴奏支援のご相談がございましたらお気軽にご相談ください。
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